シェフの食材の活かし方 | 2012年12月23日

久しぶりに風邪から熱が出てしまいつらい状況でしたが、何とか予約の仕事をこなせて「ほっ!」としました。私は某TV局の「アイアンシェフ」(前は料理の鉄人)が好きで必ず見てます。テーマ食材に対して一時間の制限内にどう表現するか。決戦方式なので勝敗をつけますが(最後は審査員の好き嫌いなので私は勝敗はどうでもいいのですが)、シェフ達の立ち振る舞いとアイデア(盛り付けや物語)をよく観察してます、中でもノミニー側は先行で、作った料理をすぐ試食してもらい、アイアン側は後攻なのでノミニーの試食後からでも(作ってから20分後から試食される)”おいしい”と言わせる料理が作れるかがポイントです。脇屋シェフいわく「食材も調味料も年々変化している、であれば我々も型に捉われず常に変化に対応できないとおいしい物はつくれない」。

 今、我々の業界は「塗装に硬い物を纏わせる」と言う方向の基3重や4重の重ね塗り(いや5層を謳っているメーカーさんも出てきましたが)に各社動いてますが、ここまでくるとコーティングの領域でなく塗装屋さんでは?と思ってしまいます。当然施工代金は工程数の増えなどでそれはそれは高額です、これが他社との差別化だとの考えもあるようですが・・・。重ね塗りがダメと言っているのではなく「無意味な重層、無意味な磨き」は返って”美味くない物”を提供してしまうのではと思ってます、よくシンプルな味付けが一番おいしいと!私は食材(オリジナルの塗装)を引き出せる調味料(コート剤や磨き剤等)を操れるよう日々探究していきたいです。